
プロフにも書いていますが、私は痛風です。
それも、20歳の若さで発症。
加えて、痛風には良くないと言われている筋トレを23歳の時に開始。
それから20年以上、痛風と筋トレとともに生きています。(笑)
痛風は肥満の人が多くなりやすいけど、自分の場合は発症当時痩せていたため、おそらく遺伝的な要因。
だから、痛風薬を飲まざるをえなかったんですね。
運動して、生活環境・食生活を変えても尿酸値が下がることはなかったし。
で、今でも痛風薬は飲んでいるんですが、なんと薬を減らしても尿酸値が安定してきているんです。
今回は、その事についてお伝えしますね。^^
40代で尿酸値が安定し始めた
20歳で痛風を発症した当時、それでもまだ薬は軽めの痛風処方薬でした。
でも、筋トレを始めたことが影響したのか、年々に薬が強いものへ変更されたり、服薬量を増やされたりしました。
最初はザイロリックという尿酸生成抑制する軽い薬だったのが、ユリノームという尿酸排泄促進するちょっと強めの薬に変わったんですね。ユリノーム自体も最初は半錠だったのが最終的には1錠飲んでます。
その状態が10年以上続いて、30歳を過ぎてからは発作(痛み)はほぼ出ず、安定していました。
そんな状態でも筋トレは継続していて、40歳を過ぎた頃には、尿酸値が4.5[mg/dl]まで落ちたんです。(尿酸値の正常範囲はだいたい3.8[mg/dl]〜7.0[mg/dl]。ただし、医者の解釈により多少の差あり。)
過去には、薬を飲んでいない時など尿酸値が10[mg/dl]を超えることもあったのに、それがここまで下がると逆にちょっと不安です。(笑)
男性の場合、女性よりも尿酸値の基準範囲が高めです。尿酸が高めの方が、実は抗酸化作用があるので、あまり低いのもちょっと不安だったんですね。
そのため薬を減らす
尿酸値が4.5[mg/dl]と低くても、主治医は「あ、良いですね」と言ってくれます。
えぇ〜、、、先生、ちょっと低すぎじゃね??
今まで痛風になってから、薬を飲んでたとしても4.5[mg/dl]ほど下がったことがありません。
だから、ちょっと薬を減らし始めたんです。主治医に断りを入れずに。^^
一日置きとか二日置きとかだと、「今日飲む日だっけ?」と忘れてしまうので、週末の土日だけ飲まないようにしました。
それから約半年後、血清尿酸値は5.3[mg/dl]。
この状態でも良いんですが、薬に頼りすぎもこの先不安なので、1年くらい経った頃には金曜〜日曜を飲まない日にしたんです。だいたい2日に一度飲まない計算になりますね。
それで、尿酸値は5.6[mg/dl]。
これであれば、尿酸値的にも服薬量的にも問題ない、と考えました。
ただし本当は、薬の量を減らす前に医者と相談するのが鉄則です。
私の場合は、薬を減らしたことを事後報告という形で主治医には伝えました。
血液検査の結果が問題ないので、主治医からは服薬量について「問題ない」と言われましたけどね。^^
筋トレは元気に続行中
尿酸値が下げるために筋トレの頻度を落としたのかというと、全く落としていません。
私の理念(?)である「筋トレが痛風に影響を与えていたとしても、尿酸値に悪影響を与えずに筋トレを楽しむ」という考えが根底にあるため、筋トレはずっと継続しています。
しかも、一般の人が健康のために行う筋トレではなく、どちらかというとボディビルダー・パワーリフター系のハードな筋トレをです。
でも、20代〜30代の頃は、筋トレが原因なのかは定かではないんですが、尿酸値が極度に下がったことはありません。(下がることはなく、薬を服用しながら6[mg/dl]〜7[mg/dl]あたりをうろうろ。)
40代に入ってから、何かが原因で体質が変わったのか、生活環境によるものなのか、はっきりと断定することはできません。
ただ、尿酸値が下がり始めたと思われる40代になってから、いくつかの要因が考えられたんです。
尿酸値が下がった要因は
普通は、年齢を重ねるごとに健康的になっていくことはあまり考えられませんよね。
血圧が高くなったり、血糖値が上がったり、脂肪が増えたりしていくのが当たり前。
だから「なんでだろう?」と考えたところ、いくつかの要因が関係しているかも?と思ったんです。
それが、次の三つです。
- 過度なストレスからの解放
- アルコールを飲まなくなった
- プロテインを飲まなくなった
過度なストレスからの解放
実は、43歳になった時にサラリーマンを辞めました。
そして、自分一人でできる、好きなことを仕事にしたんです。
つまり、上司からのプレッシャーや部下の面倒など、ストレスになる要因が全くなくなった環境で仕事を始めたんですね。
もちろん、好きなことを仕事に一人で始めるわけですから、それなりの苦労はあります。
でも、一人で仕事をやるわけですから、基本的に他人に拘束されることもないので、ものすごく仕事を楽しんで取り組めるわけです。
で、気づいたんですが、サラリーマンを辞めてから、風邪をひかなくなりました。
以前は年に2〜3回は風邪をひいていたのに、です。
それが全く。風邪をひく気配すらありません。
加えて、仕事をしていた時は、多忙になるとストレスによる腹痛や蕁麻疹が出ていたんですが、それもウソのようになくなりました。
このことから考えると、サラリーマンは相当ストレスに侵されているな、と感じます。
そして、結果的にサラリーマンを辞めたことが、痛風にも好影響を与えたのではないか、と感じたのです。
アルコールを飲まなくなった
実は、痛風を発症した20歳の頃、アルコールをよく飲んでいました。(笑)
好んで飲んでいたのがウィスキー。蒸留酒なので成分的には、アルコールの中でも尿酸値を上げにくい部類(と思っていた)。
でも、ウィスキーでも、ビールでも、焼酎でも、ワインでも、尿酸値を高めるアルコールには違いありません。
今はもう知られていると思いますが、尿酸値を気にしている人が、ビールをやめて焼酎を飲んだりしても、何の意味もありません。
なぜなら、酒の種類に関わらず、アルコール自体が尿酸値を上げてしまうからです。
だから、ビールを飲まずに焼酎を飲む、というのは気休めに過ぎません。(笑)
そして私は、その「尿酸値を上げてしまうアルコール」をほとんど飲まなくなったんですね。
それまでは、週末になるとよく飲みに行っていたし、会社の付き合いもあったので、アルコールを飲む機会っていうのが多かったのは確か。(飲むとしても多量ではなく、2〜3杯ですよ?^^)
それが、今はほぼないんです。
アルコールを飲まなくなったことは、やはり好影響を与えてるのかもしれませんね。
プロテインを飲まなくなった
筋トレの必需品であるプロテイン。
これを飲まなくなったのは確かです。
本当はガブガブ飲みたかったんですが、プロテインって結構経済的にバカにならない。
¥10,000くらいするプロテインを月に1〜2袋飲むのって、お金がかかりますよね。
で、ある時を境に、プロテインをやめてアミノ酸(特にHMBサプリメント)を摂るようにしたんです。
一般的にアミノ酸はプロテインよりも高価ですが、HMBサプリメントであれば、月に¥5,000くらいで済みます。
※HMBが気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
・HMBはどんな効果と実感を得られるか
しかも、費用対効果が大きい。
プロテインの場合、その効果を実感しにくかったんですが、HMBサプリメントはしっかりと効果を実感できるので、サプリメントはこれのみで筋トレしていたんです。
プロテイン自体はアミノ酸よりも腎臓に負担がかかるのは確かですが、個人的にはそれほど尿酸値を高めたりするとは思っていません。
でも、腎臓に負担をかけないアミノ酸に変えたことは、やはり好影響を与えたのかもしれないですね。
まとめ
今回は、尿酸値が下がった原因について考えてみました。
考えてみると、いろいろと要因があるもんですね。
というか、必ず要因はある。
なぜなら、何もせずに勝手に体が良くなることはないからです。
悪くなることはありえますが。(笑)
尿酸値低下で一番好影響があったと思ったのは、やはりストレスからの解放。
ほとんどの人が経験する、最も感染しやすい風邪という病気に対して、免疫力が高くなったわけですから、ストレスから解放されたことは大きなプラスです。
尿酸値が気になる方は、一度ストレスについて考えてみると、そのヒントが得られるかもしれません。