筋トレ効果を高める金剛筋シャツを着て筋トレをしてみた

痩せる!という口コミでかなりの認知度を誇る加圧ウェアの金剛筋シャツ。

それを今回、実際に着用してみました。ただし、ここでは実際に痩せるかどうかという検証はしません。痩せるかどうかの検証は他のサイトにお任せするとして、ここでは筋トレの効果を高めるかを検証してみます。金剛筋シャツは筋トレ効果を高めるともいわれているため、そこに焦点を絞って検証してみます。

金剛筋シャツを着た筋トレ効果は?

金剛筋シャツは痩せることを目的に取り上げられていることが多いです。“着ているだけで脂肪が落ちてムキムキマッチョになる。” そんな夢みたいなことを期待している人もいるかと思います。でもそれは夢です。着ているだけでボディビルダーのようにはなりません。

ただ、脂肪を落とす効果はあるようですし、何も運動しない時に比べると筋肉への刺激はあります。刺激があるといっても、加圧トレーニングのような刺激ではありません。金剛筋シャツの長時間耐えられる着圧によって、いつもより体の動きを抑制することで動きにくくし、筋肉への刺激を促すというものです。動きを抑制といっても意識するほどのものではありません。

まずは着てみた感覚

着用した感想としては、いくつかあります。

■思ったほど着にくくはない。

金剛筋シャツを初めて手に取ると、その小ささにびっくりします。これ着れるのかな?と。
でもちゃんと着れます。腕を先に袖を通して首を通し、その後胴廻りまでシャツを下ろします。太っている人やでかい人ほど胴廻りまでシャツを下ろすのに手間取るかもしれませんが、シャツの伸縮率が高いため、問題なく着れると思います。

■首まわりが広いため、レディースみたい。

首まわりが広いです。胸元まで見えます。そしてピッタリと張り付いているので、まるでレディースのようです。この格好を何も知らない人が見たら、怪しく思うでしょうね。(笑)

■肌が透けてみえるので、着方はアンダーシャツオンリーとして。

今回は黒色を使用していますが、それでも肌が透けます。乳首の位置もわかります。そのため、夏でも金剛筋シャツの上に何か着たほうが良いですね。金剛筋シャツ1枚で出歩くのはやめたほうが良いです。怪しく思われるため、金剛筋シャツだけ着て出かける人はいないと思いますが。

■暑い。

はい、暑いです。ピッタリと肌に吸い付くことで保温効果があるため暑いです。今回は11月から12月にかけて筋トレ時に着用しましたが、着ていない時に比べて汗はかきやすいですね。暖房が効いているとさらに暑さは増します。夏は冷房が効いていても暑さを感じるでしょう。

フォームサポート効果

今回使用した金剛金シャツは半袖の上半身用のため、効果を確認するのは胸と背中です。ただし、胸と背中を限定的にトレーニングするのではなく、基本的に全身を鍛えたうえでのレビューになります。

まず、筋トレ中に金剛筋シャツの着圧感が気になるかな?と思いましたが、まったく気になりませんでした。金剛筋シャツによる着圧感はちゃんとあるのですが、動きにくさがあるわけではないため、トレーニングに集中できます。

トレーニングを始めると、金剛筋シャツの存在を忘れてしまうほど、いつもの感じでトレーニングができます。そうなると、金剛筋シャツによるフォームサポート効果が低いんじゃないか?と思うかもしれません。

実際には、トレーニングの動作中に「金剛筋シャツが体を固定してくれてる」とか「正しいフォームに引っ張ってくれてる」とか、そんな感覚はありません。(笑)
ただこれは、私自身が長年続けているトレーニングにより、正しいフォームができているからだと思われます。

しかし、動作していない状態のときは、金剛筋シャツのサポート感はあります。私はもともと猫背気味ですが、普通に直立しているときのサポート感がちゃんとあり、胸を張る姿勢になりやすいです。猫背が矯正されやすいというのは確かに納得がいきます。

そういう意味では、たとえばベンチプレスでバーベルを挙上するときの上半身の姿勢、デッドリフトやベントオーバーで背中を反らして腰を入れる状態の姿勢をしやすくしてくれていると感じます。

胸を張って背中を反らす必要があるビッグ3(ベンチプレス、デッドリフト、スクワット)のような高重量を扱える種目において、上半身を正しくサポートしてくれる金剛金シャツは、正しいフォームにしやすく、結果的に怪我をしにくくなるという意味で利用価値があるといえるでしょう。

ただし、ビッグ3のような種目はトレーニングベルト着用を必須としてください。金剛金シャツがトレーニングベルトの役目を果たすわけではありませんから。腰を守ってくれるのはトレーニングベルト、フォームの補助をしてくれるのが金剛金シャツと考えれば良いわけですね。

また、胸と背中以外でも金剛金シャツのフォームサポート効果はあります。上半身を固定して行う腕のトレーニングのバーベルカールやトライセプスプレスダウン、肩を鍛えるラテラルレイズ系は、金剛金シャツが上半身のフォームを補助してくれることにより、正しいフォームに近づけてトレーニングできるため、ターゲットとする筋肉へ意識を向けやすいですね。

金剛金シャツのフォームサポート効果(個人的見解)をまとめます。

  • トレーニング中に金剛金シャツの着圧感はまったく気にならないため集中できる
  • 正しい動作ができていると、金剛金シャツのサポート感はあまり感じない
  • 直立などの静止姿勢のときは、姿勢が矯正されているサポート感を感じやすい
  • ビッグ3などの種目では、フォーム矯正、怪我予防としての利用価値はある
  • トレーニングベルトの役目を果たすわけではないため、トレーニングベルトは必須
  • 上半身を固定して行う腕や肩のトレーニングにも好影響

筋肉への刺激は変わったか

それでは金剛金シャツを着ることで筋肉への刺激が変わったかというと、その効果はまだはっきりと感じられないというのが正直なところです。ただし、トレーニング後の筋肉へのリカバリーという点では効果的に感じます。

なぜなら、トレーニング中はむしろ疲労感が若干増すような感覚がありますが、トレーニング後は金剛金シャツを着ていないときに比べて、疲労感が残りにくいと感じたからです。

過去記事にも記載しましたが、金剛金シャツは疲労した際の乳酸の生成を抑えることがわかっています。
参考:金剛筋シャツはこれまでにないシェイプアップ加圧シャツ。このクオリティをあなたも体験できる。

疲労感が残りにくいため、次のトレーニングへのモチベーションにも良い影響を与えます。また、現在は上半身長袖・下半身用の金剛金シャツもあり、これらを活用すれば上腕筋・前腕筋・大腿筋も疲労感を残しにくくできるため、トレーニングに活用することにプラスになると考えます。

まとめと思わぬ効果

金剛金シャツを着用して1ヶ月ほど筋トレを行いました。効果は今のところ限定的な結果になっていますが、悪い影響はなく体をサポートしてくれるグッズとしては有益だと考えます。
使用して一番気になったのは暑さ。今回は筋トレ限定で着用しているためそれほど気になりませんが、(特に太っている人が)日常的に着用すると着圧感よりも暑さが気になるかもしれません。

ただし、その暑さで脂肪が燃焼しやすいのであれば、痩せることは難しくないように感じます。

あと、今回1ヶ月ほど金剛金シャツを着用して筋トレを行ったわけですが、その後金剛金シャツを着ずに筋トレを行った結果、ベンチプレスでの挙上重量が増えました。

これは金剛金シャツの効果なのか判断に迷うところですが、ベンチプレスの挙上重量が90kgが限界だったところ、95kgまで増えました。
(以前は110kg以上挙げていたのですが、減量したことにより挙上重量が落ちていました。)

これは個人的にはちょっと驚きました。体重が増えておらず挙上重量だけ増えたのです。5kgの増加と聞いて「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、個人的に長年トレーニングを継続してきて筋トレ初期を除き、1ヶ月で5kgは初めてです。(筋トレ初期の頃は挙上重量が短期間で増えやすいのです。)

ここでのポイントは金剛金シャツを着ずに筋トレを行ったこと。

ちなみにプロテインやサプリメント関係は、現在一切飲んでいません。食事内容も変えていません。純粋に金剛金シャツを着用して1ヶ月筋トレを行っただけです。

なぜ挙上重量が増えたのか明確にわからないため、今後も検証を続けていきます。