筋トレの栄養補給としてのプロテインにはいくつかの形態があります。
1つはいわゆるプロテインドリンク。粉末のプロテインパウダーを水や牛乳などと混ぜてシェイクするタイプ。
2つ目はアミノ酸として販売されているものが多いタブレットタイプ。
他には、菓子タイプのプロテインバーなどに分かれます。
しかし今回紹介するのは「ちくわ」です。
どんなプロテイン?なのか?
それではいってみましょう!
練り物のプロテイン?
前述したとおり、ちくわなので練り物タイプになりますね。
個人的には初見の商品です。
私自身、ちくわは嫌いじゃありません。
旨味と食感が優れていて、様々な料理に使えますからね。
もちろん、動物性タンパク質としても補えます。
ただ、今回紹介するちくわは筋トレ用のプロテインとして開発されたものです。
一体何が違うのか。「筋肉ちくわ」はどんな商品なのか。
見た目はちくわっぽいですが、なんとなく日焼けしていてマッチョな出立ちに見えます。見ようによっては和菓子のようにも見えます。
ちょっと「高級なちくわ」っぽい感じですね。
しかし、この「筋肉ちくわ(別名:マイティ・マッスルバー)」は、老舗ちくわ屋と、筋肉博士の管理栄養士が総力をあげて作り上げた一品になります。
次にその特徴を紹介します。
安心・楽チンな3つの特徴
「筋肉ちくわ」は他のプロテインとは一線を画す特徴があります。
その特徴とは、高タンパク質・手間なく手軽・安心製造の3つです。
良質な高タンパク質である
ここは筋力トレーニーであれば一番気になるところですね。
「筋肉ちくわ」は1本(65g)で約16gのタンパク質を摂取できます。
通常のプロテインドリンクと比べても遜色のないレベルです。
ただ、これだけだと普通のプロテインバーと変わりません。
実は「筋肉ちくわ」のタンパク質は、動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類を含んでいるのです。
動物性タンパク質は、体内への吸収が速いため筋トレ中や筋トレ後に採りたいプロテイン。
そのため、筋トレ用のプロテインにはホエイが好まれますよね。
「筋肉ちくわ」の動物性タンパク質は、スケソウダラがメインの原料です。
スケソウダラは、筋肉にとって良質なタンパク質とされています。
一方、植物性タンパク質は体内へゆっくり吸収されます。そのため時間差で継続的にタンパク質を補給するには向いているわけです。
「筋肉ちくわ」の植物性タンパク質は、インカグリーンナッツを原料としているインカインチプロテインパウダーが使われています。
通常、植物性プロテインはソイ(大豆)が原料であることが多いのですが、「筋肉ちくわ」はインカインチという豆を原料としています。
インカインチは大豆の約1.8倍のタンパク質含有量。またこのインカインチを使用したプロテインパウダーには、添加物は含んでおらず、ミネラル・ビタミンB・オメガ3脂肪酸、食物繊維が豊富なのです。
手間なく手軽に利用できる
「筋肉ちくわ」はプロテインバーと同様に、個別包装されています。
つまり持ち運びに便利。そしてそのまま食せます。
プロテインドリンクのようにシェイクする必要も、シェイカーを洗う必要もありません。
ただし、保存期間が気になるところです。
商品に保存期間の記載はないのですが、賞味期限は約7日。
できるだけ早めに食べた方が良さそうですね。
ちなみに冷凍保存をすれば、1ヶ月は持つとのこと。
朝に自然解凍させれば、ジムへ行く頃にはちょうど良いくらいに解凍されているでしょう。
そうはいっても保存期間に関しては、さすがにプロテインパウダーやプロテインバーに部が上がります。
昔ながらの安心製法
「筋肉ちくわ」の製造は、練り物製造で創業50年という老舗商店「矢野商店」で作られています。
田舎の小さなちくわ屋とはいえ、創業50年という歴史はその実力を物語っています。
製造方法としては、今は機械を導入していますが、昔ながらの製法で半手作りです。
完全自動化ではなく人の手が入るため、その日の原料などの状態、その日の気温や湿度での変化に対応していると思われます。そのためいつも良質な商品作りにより、安心に繋がると考えます。
50年の歴史は、こういう部分に重みを感じます。
なぜ「ちくわ」なのか
コロナ禍で矢野商店の売り上げが激減したため、店主の矢野さんが新商品開発に悩んでいたところ、知人の管理栄養士の岩木さんから「筋肉ちくわ」の開発打診があったことがきっかけに。
筋肉マニアでもある岩木さんは、過去に筋肉がなかなかつかない経験をしていました。
良質なタンパク源であるスケソウダラが筋肉増量に好影響を与えることがわかったため、ちくわのプロテインを作るに至ったとのことです。
コロナ禍で奇しくも時間ができてしまった矢野さんと、「筋肉ちくわ」を作りたかった岩木さんのタイミングが合ったから完成したのかもしれません。
価格・賞味期限は
価格は10本入りで2,600円。
そのため1本あたり260円。
プロテインパウダーに比べると、どうしても高く感じてしまいます。
ただ、生モノになるため、このあたりは仕方ないのかもしれません。
賞味期限は前述したとおり、7日間。
保存は冷蔵保存で、冷凍保存すれば1ヶ月は保存可能。
解凍方法は自然解凍です。
商品詳細サイト:筋肉ちくわ
まとめ
ちくわタイプのプロテイン。
ちょっと面白い発想です。
コロナ禍のような時期だからこそ、生まれたのかもしれません。
今後はこのような新しいものが続々と出てくるような気がします。
コロナ禍はピンチだと感じる人は多いと思いますが、これをチャンスと捉えて見ると、新しい発見があるのかもしれませんね。