柔軟性というと、ストレッチを想像しますよね。
体の柔らかい人は、ストレッチをすることで、体を柔らかくしています。
程度の差こそあれ、生まれながらに柔軟性の高い人はあまりいません。
子供の頃に、空手やバレエなどを学んでいる場合、
やはりストレッチをして柔軟性を身につけています。
そうすると、180度の股開きやY字開脚が出来るようになる。
私としてはすごくうらやましい。(硬い方なので。笑)
だから、大人になってからでも、今より柔らかくできるかもと思って、
道場やジムで必死にストレッチをやっていたりしたことがあります。
結果、まぁ、それなりに柔軟性は高くなりましたが。^^
表向きには怪我防止のためにやっているつもりでしたが、
体が柔らかいことに対して変な憧れがあったのは否めません。^^
で、その怪我防止のために行うストレッチが、
実は大きな怪我に繋がる、というシャレにならない話があります。
「また、そんな意外性のある「なんちゃって記事」で興味を引かせようとしているんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、実は本当のことのようなのです。
ストレッチを行うと血行が促進されるので、疲労回復、腰痛・肩こり予防、冷え性改善に効果があります。
考えてみたら、筋トレ後にストレッチをしているせいか、肩こりなんかはあまりないですね。
それに、体が冷えている時に、軽めにストレッチをやると手足がポカポカしてきます。
それと、柔軟性が高まる。
つまり、体が柔らかくなる効果が期待できる。
大人になってからでも、ストレッチによって柔軟性は高まります。
毎日行うと、少しずつですが伸びやすくなるのを実感できるでしょう。
でも、ストレッチをやめると元に戻ります。
また、急激なストレッチ動作や無理なストレッチは、怪我にもなりかねないので厳禁です。
大人の体は、古い輪ゴムのようなものです。
無理に引っ張ると、切れてしまいます。
子供の場合は、真新しい輪ゴムと同じなので、多少引っ張っても、切れずに伸びるわけです。
じゃあ、この記事のテーマである「柔らかいと大きな怪我をしやすい」ことについて。
なぜ柔らかいと大きな怪我をしやすいのか?
柔軟性が高いと可動性(可動範囲)は有利になるが、反面、安定性を犠牲にしてしまうのです。
つまり、可動域が広いために“関節の正常可動域”を超えやすく、加えてその可動に対してブレーキをかけられない状態になってしまう、ということです。
もっと簡単に言えば「無理ができるため、怪我をしてしまう」といえば良いですかね。
そのため、肉離れや骨折などの重傷を負う可能性が高い、ということになります。
有名な選手が、怪我で出場できなくなったり、試合を断念したり、最悪、引退するのを見たことがあると思います。野球ではよくありますよね。
あれは、体が柔らかすぎることが原因になっている可能性が高いのです。
逆に体の硬い人は、正常な可動域を超えることはないので、大きな怪我をしにくいということです。反面、捻挫などの小さな怪我は多い、ということになります。
そうなると、体の柔らかい人はどうすれば良いの?
と思いますよね。
基本的には、まずそのスポーツ競技や生活に応じた柔軟性を身につけることです。
野球なら野球、空手なら空手、バレエならバレエにとって必要な柔軟性があると思います。
それを身につける。
特にスポーツをしていなければ、生活に困らない程度の柔軟性があればいい。
何でもかんでも、柔らかければ良い、ということではありません。
そして、その上でインナーマッスルを鍛える体幹トレーニングを行うのです。
インナーマッスルを鍛えれば、可動しすぎないために必要なブレーキ力を高めれます。
「俺は体が柔らかいぞ」という人は、バランスボールなどで体幹を鍛えてみてはいかがでしょうか。^^
結論を言うと、体の柔らかい人はインナーマッスルを鍛えれば良いし、体の硬い人は怪我をしにくいという意味では特に問題ないことになります。
(体が硬いことで得した気分になったのは初めてですが。(苦笑))
いずれにしても、自分の行うスポーツにとって理想的な柔軟性を身につけて、インナーマッスルを鍛えればベスト、ということになりますね。
「体が柔らかいと大きな怪我をしやすい」という現実にはちょっと驚きでしたが、やっぱり体を柔らかくして、思いっきり開脚してみたい、と思うのは私だけでしょうか。^^