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誰でも、なかなか発達してくれない苦手な部位があるかと思います。
腹筋が割れない、上腕二頭筋がボコッとならない、カーフが発達しない、などなど。
そんな時、どうしますか?
多くの人が、トレーニングが足らないと考え、
ひたすら苦手な部位のトレーニングを強化するんじゃないでしょうか。
これは間違った考えではありません。
私も同じように考えますから。
ただし、トレーニング内容を強化するとはいっても色々あります。
ただがむしゃらにトレーニングの負荷を高めるだけが強化ではないのです。
今回はそこに焦点を当ててみようと思います。
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発達しやすい部位は刺激に慣れていない筋肉、では発達しにくい部位は?
人によるかもしれませんが、発達しやすい部位は大胸筋ではないでしょうか。
私が筋トレを初めてやりだした最初の頃、まず大胸筋が刺激に反応しましたね。
反応、つまり筋肉が発達し始めたんですね。
当然ですが、筋トレを始めた最初の頃から重い重量なんて扱えません。
片方5kgのダンベルで鍛え始めたんです。
しかし、両方で10kgという軽重量で、大胸筋が刺激に反応したんです。
今思えば、こんな軽重量でも筋肉は反応するんだな、と感じました。
ではなぜ、軽重量で大胸筋は刺激に反応したんだろう? と考えますよね。
その理由は、大胸筋は筋トレを除いた普段の生活の中で、もっとも使われない筋肉だからです。
考えてみてください。
あなたは、日常生活の中で胸に力を入れながら伸縮する動作って、普段やりますか?
おそらく、ほとんどの人がやらないと思います。
そこで普段使っていない筋肉に対して、筋トレで刺激を与えれば、
筋肉はビックリして刺激に抵抗しようとします。 このため、大胸筋は刺激に反応しやすいといえるのです。
では他の部位ではどうか。
日常生活の中で、 腕は物を掴んで持ち上げたり、引いたりします。
脚は立ち上がったり、かがんだりします。
だから、これらの動作を行う筋肉である上腕筋、前腕筋、大腿四頭筋やカーフは
逆に刺激に慣れているため、もともと力があるのです。
そのため、発達しにくい部位に感じている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、発達しにくい部位は人によりますし、個人差があります。
一概には言えないところもあるでしょう。
でも、刺激に慣れていない部位は負荷に反応しやすく、
刺激に慣れている部位は負荷に反応しにくいということを、
あなたが筋力トレーニーであれば、なんとなく感じていると思います。
どんなトレーニング内容の強化が良いのか
発達しにくい部位がわかっていて、その部位を大きくしたいのに、 今と変わらないトレーニングを続けることが、一番やってはいけないことです。
私はかつてはそうでした。
このまま今のトレーニングを続ければ、そのうち変わるだろう、と。
でも、そんなことはありません。
今までやっている内容で変わらないのに、何か突然、魔法のように発達し始めるなんてありえません。
現状のトレーニングを続けてしまう理由として、
おそらく、心のどこかで、新しいトレーニング内容に変えることに抵抗があったんだと思います。
ただし、今のトレーニング内容を続けていたとして、
栄養摂取や休息などを見直すことで、筋肉の発達を促すことは考えられます。
しかし、何年も同じ筋トレメニューを続けていて変わらなければ、
栄養摂取や休息以上に、筋トレの内容を見直す必要があると考えます。
ちなみに私の発達しにくい部位ナンバー1は、カーフです。
カーフが発達しにくい人って、多いと思います。
逆にカーフはほとんど鍛えていないのに、ボコッとしたカーフの持ち主も多いです。
これは先天的要素が大きいので、どうしようもありませんが、
だからと言って何もやらなければ、何も変わらないわけです。
例えば、カーフが発達しにくいからカーフを発達させよう!
と考えるのであれば、次のようなトレーニングが有効です。
- スタンディングカーフレイズで30レップスできる重量で3セット。
これを、足先を内側に向ける(ハの字)と腓腹筋(カーフ外側)に効き、
足先を外側に向ける(逆ハの字)とヒラメ筋(カーフ内側)に効きやすくなります。
これをそれぞれ3セット、30レップスで、セット間のインターバルは30秒です。
動作スピードは、回数をこなせないスピードでやってみてください。
おそらく焼け付くような感覚があるはずです。
そしてこのメニューを脚のトレーニングの日だけでなく、他の部位のトレ日にも毎回入れるのです。
ここではカーフを例にお伝えしましたが、
発達しにくい部位にやってみたほうが良い内容をまとめると、
- レップス数を増やす(回数クリアが目標ではなく、効かせることが目標)
- フォームを変える、複数のフォームでやってみる
- 動作スピードを変える(回数をこなせないスピードにする)
- セット間のインターバルを30秒(今までより短く)にする
- 発達しにくい部位はトレ日には毎回取り入れてみる
こんな感じです。
他にも拮抗筋を同時に鍛える、セット間のインターバルを無しにして重量を連続して下げて行う、なども良いと思います。
余談になりますが、アーノルドシュワルツェネッガーは、カーフが一番発達しにくかったらしく、
そのため、週に6回カーフを鍛えていたそうです。
あれだけのカーフを持っている人でも、
発達しにくかったなんてちょっと驚きです。^^
でもそれは、それだけ相当な努力をしたってことですね。
効率良く鍛えるあるたった一つのこととは
発達しにくい部位を効率良く鍛えるには、
自分で色々と試してみる必要があります。
自分で試してみる必要があるんですが、
試行錯誤していると、時間がかかってしまうこともあります。
では、どうするのかというと、、、
それは「人に聞くこと」です。
と言っても、いろんな人に聞いている暇もないと思います。
では、どんな人に聞けば良いのかというと、
「自分と同じ部位があまり発達していないベテランに聞く」
ということです。
どういうことかというと、
例えば、あなたがカーフが発達しにくいと感じていたら、
カーフがあまり発達していないベテランに聞く、ということです。
するとあなたは、
「自分と同じ部位が発達していない人に聞いて役に立つの?」
と思うかもしれません。
でも、役に立つのです。
そのベテランは、おそらく色々なトレーニングを取り入れて試しているはずです。
そして色々な苦労をしてきているはずです。
そのベテランが経験した方法の中に、あなたに合うやり方があるかもしれません。
その方法を知ったとしても、もちろん一長一短では効果は出ないと思いますが、
それでも先に苦労した人の経験は、あなたにとっては有効なのです。
これは、筋トレだけに限りません。仕事でも、他のスポーツでも同じです。
やってみなければわからないし、ベテランに聞いて損なことはありません。
ぜひ一度、そんなベテランを見つけて聞いてみましょう。
聞かれたベテランは、喜んで教えてくれると思いますよ。^^
まとめ
今回は、なかなか発達しにくい部位を鍛える方法をお伝えしました。
発達しにくい部位は、鍛えるのに苦労します。
何か魔法のようなトレーニングで、突然発達することはありません。
苦労して、努力するしかないんです。
でも、それを最短で最小限に抑えるのが、ベテランという先駆者に聞くことなんですね。
おそらくこれは、間違いありません。
もし、同じジムにそのようなベテランがいなければ、
お金を使ってプロの筋力トレーナーについてもらう、という方法もあります。
ちょっと出費しなければなりませんが、それなりの結果は期待できると思います。
そして、発達しにくい部位はない!と言えるくらいに、
デカくなれるよう頑張りましょう!^^
発達しにくい部位のトレーニングって、面倒くさいよなぁ。
でもやらないと、間違いなく発達しないから、 少しずつでも頑張るぞ。